2025年03月05日 公開
山陰インバウンド機構では、インバウンド誘客を見据え、旅行者の域内周遊促進、滞在長期化、観光商品や旅行商品の充実と収益化に積極的に取組もうとしている地域や事業者に対して、伴走支援する事業を実施しています。
今年度は、倉吉、米子、出雲、大田市温泉津町エリアで、商品造成・販売、販売促進等の取組に対して支援しています。
1.倉吉エリア
「通過型観光地」から「滞在型観光地」へ。倉吉市内の点在する資源に対し、ガイドを通じたプログラムによって「点から線へ、線から面」へと連携させ、倉吉エリアの滞在価値を伝えることができるインバウンド向け商品の造成に取組んでおり、今後の地域主体の持続的な取組を目指しています。造成した旅行商品は、今年度中にインバウンド向けのOTAサイトで販売開始となる予定です。
2.米子エリア
山陰随一の名城跡である米子城跡での米子屈指の絶景ポイントと、城下町の散策、町屋や抹茶体験などの地元文化を楽しむことができる既存の日本人向けガイドツアーを、地域の人々との交流や生活文化を肌で感じられる様なインバウンド向けの商品に作り替えることにより、地域主体のインバウンド受入の体制整備を目指しています。造成した旅行商品は、今年度中にインバウンド向けのOTAサイトで販売開始となる予定です。
1月の通訳ガイド、関係者による現地確認
3.出雲エリア
現在でも、伝説・神話の地として、多くの海外観光客が集まるエリアですが、宿泊先が他エリアに流れていることが課題となっています。当事業では、地域特有のストーリーを活用し、出雲エリア内の滞在時間拡大に繋がる観光商品として、インバウンド向け観光タクシー商品の造成に取り組んで来ました。造成した商品は、今年度中に複数の販路へ掲載される予定です。
< 11/25 FAMトリップ① > < 11/26 FAMトリップ② >
4.大田市温泉津エリア
令和5年度に造成した高付加価値な観光商品「温泉津の地酒ペアリング付きプライベート石見神楽体験」のブラッシュアップおよび販売強化を図るため、インバウンド専門の旅行会社を招いたFAMトリップ・商談会を実施し、ステークホルダーの意見を反映しながら商品を磨き上げ、販売チャネルの新規開拓に取り組んでいます。また、本取組の中心組織は、地域関係者を広く集め、昨年度造成した商品の説明会を実施し、本取組の意義・目的の共有と、今後の継続的な取組や活性化のための機運醸成を図ることで、地域全体での活用や成果の享受を目指しています。
< 12/12 FAMトリップ > < 12/13 商談会 >
(担当:佐々木・越)