【事業報告】ゲートウェイ戦略による販路開拓事業

2025年02月17日 公開

山陰インバウンド機構では、ターゲット市場ごとの訪日客の動向や入出国ルート等を踏まえ、効果的に山陰へ誘客するため、各ゲート(関西、東京、広島・岡山)を意識した「ゲートウェイ戦略」を掲げて各種取り組みを進めています。

本事業では、特に訪日リピーターの多い台湾、香港のFIT層に対し、当機構が開発したDAJP(※1)をはじめとする山陰地域の旅行商品をいかに届けることができるか、流通販路の開拓をテーマに現地OTA(※2)・旅行会社、航空会社との連携を意識した持続的な仕組みの構築に挑戦しています。

(※1)DAJP: 当機構が提携する山陰、山陽、関西の観光施設等に入場できる訪日外国人向け定額フリーパス(Discover Another Japan Pass)

(※2)OTA: インターネット上で取引を行う旅行会社(Online Travel Agent)

 

今年度は以下の図に示す営業体制を構築し、各市場での取り組みを推進しています。

【主な取り組み(台湾)】

ゲートウェイ別に導線を意識したモデルコースを策定し、各旅行会社の造成商品とリンクさせる共通ランディングページ(LP)を作成することで、情報発信から販売までを一貫して行う仕組みを形成します。さらに顧客を持つ航空会社等との連携、外部広告等を活用して顧客へのアプローチに挑戦しています。

 

【主な取り組み(香港)】

 急増するFIT層、さらにはレンタカー利用者へアプローチする取り組みを進めています。香港の旅行会社にて新たに関西in米子outの商品7日間コースを企画販売するとともに、OTAのKKDAY(※3)とコラボして、関西発の小規模ツアー(ミニツアー)の販売を開始しました。さらに航空券+宿泊+レンタカー+DAJPのセット販売を開始するなど、リピーター層の獲得に向けて動いています。また米子空港へ就航したグレーターベイ航空とも具体的取り組みを進める予定です。

 (※3)KKDAY: 台湾に本社を置き、現地ツアーやアクテビティのオンライン予約を扱うウェブサイトおよびアプリを運営

 

 

 

今後も継続的に旅行会社や航空会社等との連携を深めた取り組みを行ってまいります。

(担当:戦略官 福間)

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