一般社団法人 山陰インバウンド機構 代表理事 野浪 健
新年あけましておめでとうございます。皆様の本年のご多幸をお祈りいたします。
昨年は大変多くの外国人観光客が日本を訪れ、日本政府観光局(JNTO)の発表では、2024年はこれまで最高であった2019年の人数を超えており、まさに訪日インバウンドのマーケットは活況を呈しています。しかし、山陰を含む地方を見ると、コロナ禍前の状況にはまだ戻っていません。訪日インバウンドの都市圏への偏りをいかに山陰をはじめとした地方に分散し、地方に恩恵をもたらすかが今後の大きなテーマであり、インバウンド誘客に向けた取り組みを更に力強く進めていく必要があると考えています。
特に今年は、大阪・関西万博が4月13日から184日間開催されます。このチャンスを活かし、多くの外国人のお客様に来訪いただき、山陰の自然や文化に触れ、食を楽しみ、泊まっていただいて活発な消費をしていただきたい。そして、このビッグイベントを山陰の継続的なインバウンド振興につなげる契機としていくことが、誘客推進と同様に山陰インバウンド機構の重要な役割と捉えています。
山陰の皆様にとって、また山陰の観光関係者の方々の益々の発展において、素晴らしい年となりますよう祈念し、年頭のあいさつとさせていただきます。